栽培品種 リースリング



特徴

白ワイン用のブドウ品種。
フルーツやハチミツ、白い花の芳香がとても高く、豊かな酸味が特徴。 発酵後の残糖度と酸味とのバランスによって、幅広いスタイルのワインが造られている。
1リットルあたりのワインに含まれる残糖度が9g未満は辛口、9g~18gは中辛口、18g~50gは中甘口、50g以上は甘口というように分類され、栽培される土壌や気候の影響を多大に受けることから、醸造される土地によってその味わいは様々となる。遅熟の品種でオーストリアやアルザスの「やや温暖な気候」ではより柑橘や桃の香りがあり、また高級デザートワインとして有名な貴腐ワインの原料としても使用されている。
リースリングの持つ酸味は、比較的白ワインの中で長期熟成に向いている品種としても知られ、他の品種と比べるとアルコール度数がやや低めのものが多いため、ワイン初心者の方にも飲みやすいワインとなっている。

品種名の由来は、ドイツ語の「流れる」という意味を持つ「riesen」から「リースリング」と名付けられた。

味わい

冷涼な気候で造られたワインの味わいは、爽やかで非常にエレガントであり、キリッと際立つ酸味が最大の特徴。
酸味と一緒に感じることができる甘味が、「甘すぎる」感じではなく果実味のしとやかな甘味で、酸味とのバランスが非常に良いのが特徴。
若いリースリングはピーチやアプリコットなどの果実味と風味があり、熟成させるとトロピカルフルーツ・ハチミツ・バラのような香りやスモーキーな香りが漂う複雑な味わいのワインへと成長する。

料理との相性

辛口には白身魚や豚肉の料理との相性が良く、甘口にはインド、タイ料理などのスパイス(香辛料)の効いたお料理や甘酸っぱいデザートとの相性が良い。

原産地

ドイツのラインガウ地方が原産地で、ライン川上流の野ブドウであるとされている。

主な産地

ドイツが世界最大のリースリングの産地で、辛口から甘口まで様々なタイプが造られている。
中でも繊細さと透明感の極みとも言えるモーゼルと、力強さとエレガンスを兼ね備えたラインガウが2大産地とされ、オーストラリアのクレア・バレーとエデン・バレー、フランス アルザス地方では辛口でシャープな味わいのリースリングが造られている。カナダは、凍ったリースリングで造るアイスワインが有名です。

ニュージーランドでは近年、リースリングの生産に力を入れるワイナリーが増え、酸味と果実味が豊かな透明感のある優雅なワインに仕上がっている。